February 28, 2005
ヨドコウ迎賓館
ivyです。
青空の片隅から風に流されて雪が舞ってくる寒い日曜日でした。 こんな日は視程がとってもよいのです。 前から気になっていたヨドコウ迎賓館をcelloさんと訪ねました。
フランク・ロイド・ライト設計の邸宅は、芦屋の海を一望できる崖の上にあります。 帝国ホテルと似た雰囲気の意匠がたくさん見られますが、ここはホテルと違いプライベートな空間です。 デザインが彫られた軟らかい大谷石が家の外装にも、そして家の内部の壁や床へも多く用いられていました。 テラスからの眺望、室内の光の強弱、次の間へといざなうような階段や廊下の造り。 80年を経た館はますます多くの人々魅了していました。 私も何度でもここへ来で、細部をもっともっと見てみたくなりました。
このライトの作品のように、今から100年後に評価されている21世紀初頭の日本の建築がきっとあるのだろうと思います。 日本のどこかで、才能のある建築家とセンスのある施主さんとのコラボレーションでひっそりと生まれているのだろうな・・・。 なんてことを考えながら、迎賓館のテラスからの絶景の眺望を楽しんできました。
京阪神地区、建物探訪を計画されている方へお勧めの一軒です!!
igokochi1 at 08:26│Comments(0)│