March 2006
March 19, 2006
白いインテリア??
最近友人達からインテリアについて質問を受ける事が多い季節になってきました。そこで前の記事で触れた色のことで考えてみました。
共通の悩みは部屋の狭さ。「少しでも広く見せたい、それには白色がいいとインテリアの本に書いてあった、」という話をよく聞くんです。なるほど。確かにインテリア特集なんか見ると書いてあります。
白い部屋は広く見える・・・。
壁も床もカーテンも家具もこれでもかー!!
というほど白でそろえてみた、家具も低めのものを選んだ。
それから後ほど、「助けてー落ち着かないよー!!」
と、白い部屋の住人から電話がありました。笑
その部屋は洒落たワンルームマンション(20平米台)で、
床も扉も壁紙も真っ白だったのです。その上カーテンも!!
家具は狭くなるので、ほとんど置かず。
その結果、収納スペースからはみ出たありとあらゆる
雑貨類が行き場を失い、床に散らばっていました。
小物には色がいっぱい!!
ひー!これでは落ち着かない〜。
シンプルではなくて殺風景!!こんな症状に陥ってる人
結構多いんじゃないかな・・・。
実は白はインテリア上級者の色だと思うんですよね。
シンプルに暮らす、というのはその人のセンスそのものが
むき出しになる、ってことなんです。白といっても
あらゆる白がある。その組み合わせで印象がガラリと
変わるのです。そしてそこに加えていく色。
白いキャンバスに絵を描いていくのに似てるのですね。
雑誌や常識、に惑わされないで、自分の色を知ること!!
これが居心地のいい部屋作りのキモだとFは思うんです!!
春だからこそ色で遊んでみてはいかがでしょうか??
壁を塗れなくてもカーテンやクッションカバーを変えるだけでも
部屋ってぐっと変わるんです。
ぜひぜひお試しあれ!!
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←いろいろと登録してみました。March 18, 2006
日本のインテリアって素晴らしい!!
春はまだか〜!!寒さに辟易、Fです。こんにちは。
京都に行ってきました。今日はめずらしく日本素敵インテリアについて。
日本は家具を置かないシンプルな文化、と思っていました。
だからインテリアはあんまし・・・って思い込みがあったのです
しかし・・・。今更ながら恥ずかしいですが、久々の京都で再発見。
今から約200年以上続く揚屋(高級料亭)、『角屋』を見学してきました。ここはもちろん一見さんお断りの超高級クラブのようなもので、我々庶民には縁のないところなのですが、文化財ということで、見学することができるんです。
http://www16.ocn.ne.jp/~sumiyaho/←申し込みはこちらから。
こちらの2Fは必見!(予約制)ほんとに華やかでデコラティブな和室です。
特に美しいのは障子の桟。縦横の組み合わせで表現される
幾何学模様の世界に魅了されます。それは天井のデザインにも及びます。
そして障子紙からこぼれる白い光。まさに幻想の世界です。
きりっとしていて繊細、そして豪華で。そして夜にはろうそくの明かりによって演出される空間。
障子に桟の陰影が美しく映ったことでしょう。
もうひとつ、壁の色です。くすんだ赤の弁柄色やブルーグレイの浅黄色。これらの色はまるでヨーロッパで使われるセンスの色です。
床の間の金箔や豪華な襖絵。今ではくすんでよい味を出していますが、実際の色はまさに極彩色。
これらをセンス良くまとめるインテリアデザインが200年以上前の日本にはあったのです。
Fは感動してしまいました!自分にもこんなに素晴らしい遺伝子が
伝わってるんだ!!(かけらでも・・・笑)
250年も前の日本のインテリアデザイン、それは世界に誇れるもの
だったんだなー、と思いました。
でも今はいったいどこにいっちゃったんだろう・・・。
もっと色を遊んで個性を楽しみ、日本を意識し、粋を理解する、
そんなインテリアを復活させたい!と熱く感じたFなのでした。
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March 17, 2006
素敵なバスルーム
ホテルに泊まって、まず楽しみなのが、バスルーム。
F家のバスルームはとっても狭いのです。
ホテルはオールインワンと言って、洗面台、バスタブ、トイレが
ひとつになったタイプが多いんです。
広いバスタブ、真鍮やクロームの美しい水栓カラン、
アメニティグッズも楽しみの一つですよね。
確かに豪華なのが多いし広いので、自宅ではまず無理、と
考えてしまうのですが、なんか盗めるはず!!
というわけでFはプラスティックのものは極力出さない、
というルールを設けてます。ハンドソープや化粧水は
お気に入りの容器に移し替える、そうすることで
デザインも統一できるし、すっきりとします。
で、最近お気に入りなのが、このガラスジャー。
パフや綿棒、ワンデイのコンタクトなんかを
見せる収納。毎日使うものだし。
オープン棚を作って並べると素敵だと思います。
バスルーム改装はずっとやろうと思っていたのですが
いまだ保留中。水栓だけでも変えたいな、と思っています。
ちょっと心豊かに、は少しの工夫でも実現できるんじゃ
ないかな、とFは思います。お試しあれー。
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March 09, 2006
オールド上海 6
で、今回は生活骨董のお話。
上海の人たちは骨董好きなんでしょうか。
骨董通りがたくさんあり、なかなかに楽しいのです。
そのほとんどが多分偽物。笑
器や茶器、銀製の(と思われる)ポット、古いポスター。
ノスタルジーを感じるものが所狭しと並んでいます。
Fはこういうがらくたのような物が大好き。
そぞろ歩くだけでなんともわくわくしてしまいます。
値段は交渉!決して言い値で買ってはいけません。
これは商いという文化です。値切らずに買う、というのは
失礼に当たるそうです。
(きれいな店で値札がついている所は値引きなしの所が
多いのですが・・・)
骨董、というと敷居が高くてなかなか手を出せないような気
がしますが、普段使いの感覚でいいんです。
例えば、このお皿かわいいから小物入れにしよう、
とか、これ玄関に飾ったら雰囲気いいかも。
という風にです。だから値段もこれくらい、
という自分の予算を決めておくといいですよ。
気に入ったものがあったらじっくりと交渉を楽しんで下さい。
言葉がわからなくてもOK!電卓が通訳してくれます。
最後は仲良くなって、店主と握手!これぞ商いですね。笑
で、戦利品の数々。決して高価なものではないのです。
旅の思いでと重なって、見る度に美しいと思います。
で、これが戦利品。どうやって使おうかな。
古い石畳の街は西洋の建物と中国の古い文化が
うまくミックスされていて、とても良い均衡を保っていました
それを囲むようにピカピカの高層ビル。
いつかこの街にもビルの波が押し寄せてしまうのかな。
やがて消えゆく・・・。そんな感傷を覚える所がまた、
上海の魅力を増しているのかもしれません。
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March 06, 2006
オールド上海インテリア編 5
まだまだ引っ張る上海ネタ。笑
Fです。とことんお付き合い下さい。
今回は写真家でもある中国人オーナーのブックカフェです。
インテリジェンスな雰囲気がムンムンの素敵なカフェ。
すごい人気店で、最近はいつ行っても混んでいるそうです。
Fはブックカフェがとても好きで、将来こんなカフェを作ってみたいな、と思います。
本とお茶。ゆっくり流れる時間。自分だけのお気に入りの椅子。
こんな場所を見つけると思わず内緒にしておきたくなるのです。
さて。西洋と東洋をうまくミックスさせたインテリアはとてもセンスがよく、素敵でした。壁には一面の本棚、雰囲気のあるランプ、重厚なアンティークのチャイナ家具。さりげなく飾ってあるモノクロの写真。ちょっと気が抜けたような手作り感。ここがポイントな気がします。
高級レストランやホテルのインテリアは美しくて、完璧ですよね。
これはこれでとても見どころがあるのですが、利用する側にもそれなりの緊張感を期待されてる気がします。そのきりっとした端正な雰囲気も素敵ですが、くつろぎの場がぴりぴりしてるとちょっと疲れてしまいます。適度な気の抜け方、例えば、生活感、住んでいる人の匂い、のようなものが感じられる空間はなんだかほっとします。 上海にもそんな空間があること、いいなあ、と思います。
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March 05, 2006
オールド上海インテリア編 4
実はまだまだ続いたり。
上海はレトロ好きFの血が騒ぐのです。
日本の洋館全集を買った人間ですから!
ラオファンズの本探したのですがないんですよね。
なので、次は洋館カフェのインテリア。
その名もウィーンカフェ。
欧米人の経営するカフェです。
やはりこのオーナーもラオファンズに
魅せられて、このカフェを開いたのだそうです。
内装は名の通りウィーン風。
ストライプの明るい壁紙がとても素敵でした。
こちらもやはりコンサバトリーと
小さな庭がついていて、暖かい光に包まれた
優しい居心地空間でした。
中国茶も当たり前のようにメニューにあって、
コーヒーも美味しい。
こういう内装を新しく作るのは簡単ですが、
古いものが持つ場の力までは
とても再現できません。
刻んできた時代が違うんでしょうね。
ヨーロッパに行けばいくらでもこのような建物は
残っているのですが、上海の文化に溶け込んでる所が
素敵なんですよね。
次に行った時もちゃんとあるといいな。
取り壊されないといいな、と思います。
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March 04, 2006
オールド上海紀行 インテリア編3
緑豊な公園に建つ洋館。
現在はラ・ヴィラルージュというフレンチレストランになっています。
元はフランス人の邸宅、その後レコード会社経営者に渡り、現在は
日本人のオーナーシェフが経営されてるようです。
きれいな英語を話す、洗練された若い中国人男性が館内を案内してくれました。
1Fはバー。こちらも重厚で落ち着いた英国風のインテリアです。
ストライプの壁紙、暖炉、皮張りの古いソファー。ヘンリーボーンの床。
そしてバーカウンター。ここは週末になると欧米人で賑わうのだそうです。
2F、3Fは個室もある落ち着いたレストラン。
窓からは公園のプラタナスの並木が見下ろせます。
トイレまでも行き届いていて、少し暗いスペースに豪華なランプが
素敵でした。
まるで誰かの古い屋敷に招かれたような気分を味わえる、
とても静かな空間でした。
料理ももちろん美味しかったです。
古いものには物語があるんです。
それは子供の時に読んだ絵本のようになんだか
不思議な気持ちにさせてくれます。
上海という異国の日常にラオファンズは
今すっかりと馴染んでしまっているようです。
だからこんなにも惹かれるのだと思う。
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March 03, 2006
オールド上海インテリア編2
Fです。昨日に引き続き、ラオファンズのインテリアです。
ここはすごくゴージャスな内装のマーラーホテル。
元はイギリス人の大富豪が娘のために贈った夢のお城だそうです。
というわけで内装はほんとに豪華。
だけどそこここに中国の影響があり、このミックス感がとても素敵でした。
作りは重厚、マホガニーと思われるウッドパネルにきらめくシャンデリア、
分厚いドレープのカーテン。シンメトリー(左右対称)の配置。
凝ったモザイクの床。とても美しいです。
Fはここに宿泊したかったのですが、残念ながら取れず。
お茶だけしてきました。
広い広い芝生の庭があり、そこには英国建築お約束の
コンサバトリー(サンルーム)があります。
こちらはタイルばりで、とても気持ちの良い空間です。
とても静かで、鳥のさえずりが聞こえていました。
喧噪の街、上海とは思えない。
時間を忘れてぼーっと過ごしました。
(ケーキは今ひとつだったけど!!)
このインテリアを再現することなかなか難しいですが、
重厚で変わらない物の良さや、ゆったりと流れる
時間のエッセンスが少しでも盗めればいいなあ、と思ったFです。
まだまだ写真を撮ってきたので次回もお付き合いくださいませ。
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March 02, 2006
オールド上海紀行 1
上海は大好きな街の一つ。その魅力は1920〜1940頃の
オールド上海。この街が一番華やかだった時代、
裕福なフランス人やイギリス人が次々に
美しい洋館を建てたのです。
80年過ぎの建物に今も暮らす上海の人たち。
この洋風建築をラオファンズ(老房子)と呼びます。
古い家1件を細分化して、数家族が住んでいるので、
住み心地が良いとは言えないようです。
まさに日本の長屋ですね。
しかし、フランス窓やアイアンの柵、赤いレンガの壁など
なんとも魅力的です。いつか住んでみたい・・・。
さてさて。古い物好きのFの楽しみは
これらラオファンズを改装したホテルやレストランを訪れる事。
ほとんどはきれいに改装されてるのですが、
当時の豊かな生活に思いを馳せることができます。
古いものを大事に思うのはほとんどが欧米人。
ラオファンズは欧米人に大人気で、
一軒家になると家賃は50万円くらいするのだとか!
目まぐるしく発展し続ける上海ではどんどんラオファンズが
取り壊されているようです。
寂しいですね。旧市街地のような格好で保存されればいいなあ、
と願ってやみません。
さて。肝心のインテリアもたくさん撮ってきましたので、
次回は素敵なインテリア編です。
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March 01, 2006
プチ雛祭り
明日からというか後10分で3月です。そして3月3日は雛祭り。
結婚してからは、ちゃんとお雛様を飾ったりはしていないのですが、それではさみしいので、いつも小さな小さな紙のお雛様を飾っています。
イギリスにいた時には水仙の花とケーキを飾っていました。
日本ではもちろん桃の花と菜の花です。
今日、桃の花と小さな菱餅を買ってきました。お菓子じゃなくて本物のお餅です。
あとは雛あられと白酒をそろえなくちゃ・・・。
忙しいときでも、季節を感じる行事は続けていきたいと思っています。
明日は雨。その後には梅、桃、桜と春の花が咲きそうですね。
居心地の新しいロゴを考えました。サイトのリニューアルの予定もある春本番!!
どんなふうになるのかな???
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