July 24, 2006
「大阪のひきだし」著者のトークショー
ivyです。
大阪の中心船場、残念ながらかつての賑わいはなくなっています。
しかーし!いまこの地域をユーザー中心で再生しようという動きがあります。大手のデベロッパーの大資本を投下した再生事業ではなくて、建築物などのストックや、振り向く人の減った川の再利用などなどを通して、まちの魅力をアップしようというもの。
古いビルのリノベーションやコンバージョン、川辺にカフェを期間限定で作るといった活動がずいぶんでてきているんですね。それをまとめたフィールドノートが「大阪のひきだし」という最近出版されたほんです。
この本の著者は、あの有名なArts & Craftsの中谷ノボル氏や建築関係の多くの著書で有名な橋爪紳也氏、そして三休橋筋愛好会というグループの方達。
出版記念のトークショーが大阪のジュンク堂であり、興味があったので行ってきました。
書店の中でやっているので、ふら〜っと立ち寄ったという人が多いと思ったら、そんなことはありません。30ほどの席に座った人はメモをとりながらみんな真剣! かつて、大阪(戦前)の財政が超健全で、全国からうらやましがられていた!!!???という話など、おもしろい話をたくさん聴くことができました。
船場って、北とミナミの間のかつて栄えたところ・・・といったイメージ。ここには中小規模のすてきなレトロビルやただ古いだけのビルもたくさんがあるのですが、こういったストックを生かして都市に住む人が増え、街に活気が戻ってきたらステキだ!!!と思うのでした。
そんな活動をしている方々、みなさんとても魅力的でした。 大阪は、阪神、たこやき、吉本だけじゃないんだ!というメッセージ、とっても気に入りました。ほんと、大阪には埋もれている魅力があるんですねー。 大阪船場に興味ある人、建築物ストックの利用に興味のある人に「大阪のひきだし」は、おすすめの一冊です。
2枚目の写真はトークショーとサイン会の終わった後で。写真取りにくかったので・・・。
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この記事へのコメント
私は東京生まれの東京育ち!でも、母は中之島の生まれなので、大阪にも縁が大いにあるのです!
最近、松屋町、谷町、空掘、船場、etc大阪の魅力がちょっと見えてきたような気がします。 松屋町スタイルのアンテナへも、これからちょくちょくおじゃましますね!どうぞよろしく!