「大阪のひきだし」著者のトークショー何でもスクラップ

July 25, 2006

バトン − お題(古いモノ) −

celloです。遅くなりました。宿題のバトンです。

回してくれた人が指定したことを( )に入れて答えるというルールです。piggy さんから頂戴したお題は、、、『古いモノ』、、、ちょっとで歩いていたので、遅れ、考え込んでしまうとまた遅れで、夏休みの宿題もギリギリ提出、、、(なんにギリギリですか?)


(1)最近思う(古いモノ)

80年代後半からしばらくアメリカで過ごしていましたが、インテリア雑誌はちょうど、そのころカントリー調、今で言うシャビーのハシリのようなトレンドが出てきたところでした。70年代から「進歩だ!」「未来だ!」「新発売!」という流れの中で、何か、違ったことが起きそうな、違う方向に向かっていくような違和感があったことを覚えています。 

しばらくしてバブルが崩壊しました。

「新しいモノ」、「ピカピカの物」に対する価値観も大きく変わったように思います。世の中が異様なスピードで前に向かっていたときは、「古いモノ」は早く、捨て去るべきものであって、「古いモノ」の魅力は一般的には認められていませんでした。昔は最先端だった「70年代モノ」も古くなってきてまた流行ってきたりするのも不思議な感覚です。そういえば、街中のファッションも自分たちが中学生や高校生のころのそのままといった感じで、若くなったような錯覚を感じたり、、、「トシをとったな、、、」、、、と落ち込んだりする落差の大きい今日この頃、みなさんいかがお過ごしですか?


(2)この(古いモノ)には感動!

「True Time Test 」 という言葉があります。新しいモノや、奇抜なデザインのモノは10年も経つと消えてしまう可能性があり、結局時の試練を経て残った「古いモノ」に価値がある、、、という概念ですね。古いアンティークのアイアンの道具とか、、、古民家の梁だとか、、、それが、好きだ、、、とか、何とか手に入れたい、、、という衝動にはそんな「古いモノ」に触れたときの感動から来ているようです。


(3)(古いモノ)のここが好き!

インテリアではないですが、古い乗り物が好きです。70年代の自転車・・・・、今ではマウンテンバイクやロードレーサーなどのカーボンやチタンなどハイテク素材を駆使した自転車が最先端のようですが、昔は、鋼材のフレームに、細かい細工をした、ランドナーとかスポルティーフとかいった工芸品と呼ぶにふさわしい自転車がありました。我が家の前は淀川で、京都や奈良まで続く堤防のサイクリングロードがあり、たまに休みの日には、こんなビンテージサイクルに乗った、年配の人がゆっくりとポタリング(自転車散歩)をしています。

自転車部品フランスにはルネ・ェルスやアレックスサンジェとかのメーカーがかつて有って、まだ最近も営業しているらしい、アレックスサンジェは、日本からの注文も多いそうです。 ちなみに私は、いつの日か、こんな自転車が欲しくて、ゆっくり古い部品を集めだそうかな、、、といったところです。

写真は、パリの蚤の市で見つけたヘッドライト、、、1920年代のものです。

クルマの古いのはキリがありません。しかし、昔の「古いモノ」好きな私は、16年落ち、17年落ちの「中途半端」に「古いモノ」愛用中です。よく壊れるので、面倒を見てもらっているガレージはこの世界の「古いモノ」好き、、、「モノズキ」とも言いますが、、、垂涎の世界です。

Shidlley写っているのは、一見ロールスロイスに見えて、実は違う50年!!落ちの中古車、、、「アームストロング・シドレー」イギリスの航空機メーカーでホーカー・シドレーというのがありましたが、この会社がロールスロイスのエンジンを使っていて??縁があり、ロールスロイスの部品やエンジンを使って作っていたという、兄弟車?です。

戦闘機の会社だけあって、店主の話では、ロールスロイスより「めっちゃ」速いそうです。

この固体の歴史も、京町堀の某社の縁から始まって、一通り聞くと感心してしまいます。クルマも50年生き残るのは大変ですね。

こっち方面は身の破滅を招きそうなので、眺めて、話を聞いて楽しんでいるだけなのです。


(4)(古いモノ)のここが嫌い!

手間がかかること、、新しいものと混ぜられない事、、、捨てられないでたまる事、、、、、、、。


(5)この世に(古いモノが)がなかったら!

イギリスに、スタートレック、超マニアで、古いフラット=アパートを宇宙船のように改造した人がよくテレビに出ていました。ロンドンの下町の中途半端に古風なアパートのドアをあけると、ちょっと前に流行った未来SF、宇宙船・インテリアの世界に突入!!!こんなんも、面白いですね。。。でも、たぶん、やらないでしょう。


「古いモノ」が、なかったら、気が楽なのか、つまらないのか?長〜いテーマですね。

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igokochi1 at 13:24│Comments(2)

この記事へのコメント

1. Posted by piggy   July 26, 2006 10:41
celloさん
宿題みたくなっちゃってごめんなさいね。でもとても興味深くよませていただきました。そうなんですよね。True Time Testなんですよね。古いからよいではなくて古くてTTTをパスしてよいものになる。。。それも判断基準は個人といったところでしょうか。私も今の中高生をみてチェロさんと同じ思いをしています。。。ということは同年代ということでしょうか。。部品をあつめてつくる自転車まさしく世界ひとつの暖か自転車ですね。できあがりもわくわくですけどコレクトする間の楽しみもたまりませんね。素敵なバトンありがとうございました。
2. Posted by cello   July 28, 2006 07:13
いつも、ありがとうございます。おっしゃるとうり、私は、スタートレックというより、タイム・トンネルの世代です。

関西方面では、パルナスのCMソングを聞いて育った世代、、、と言ってもよく分からないデスカ?、、、。大阪の「ナボナ」と「森の詩」です。

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