August 10, 2006
さくらさんの椅子修復プロジェクト1
今年の一月に、同じマンションの友人さくらさんが椅子を拾ってきた話、覚えていますか?もう忘れちゃっていますよね。その話は、トラックバックするので読んでくださいね!
実はこの椅子、公園に捨てられて雨にぬれ、、、救出があと半日遅れていたら、いまはこの世に存在していなかったはずなんです。 でも、犬のお散歩中のさくらさんと運命の出会い! そして、家へ連れて行ってもらい、きれいに再生されました。
掛かった費用は、新しくてちょっとおしゃれな椅子を買える価格を軽〜く超えています。 そして今、あのぼろ椅子(ゴメン!)は、なかなかめぐり合うことのむずかしい貴重な昭和30年代のすてきなシングルソファとして蘇ったのです!
このソファを修復したのは、椅子職人の小池譲さん。その道40年、現役職人への椅子貼り指導もおこなうプロ中のプロの方です。
一月のブログの中で紹介した本の中の記事を頼りに、さくらさんが相談したところ、今は数少ない貴重な、東京オリンピックの前の昭和30年代の椅子であることが判明。修復を勧められたそうです。
小池さんの丁寧な説明に感動、そして運命的な椅子との出会いを感じていたさくらさんは、ついに決断! 今では小池さんだけが手がけることができる、当時の工法での修復・張り加工をお願いすることになりました。
修復プロジェクトの始まり始まり!!
(最初の写真)最初は、こんなだったな〜〜。 座ってしばらくすると、、、なんか、、、痒い、、、。 公園から、ノミさんをお連れしたのかな??? だったようで。
でもでも、愛情をかけると、こんなふうになりました! 世界にひとつだけの椅子!もうどこへもいかせないよね、さくらさん!
プロセスその1
バネ受け、力布(ヘッシャンテープ)交換
プロセスその2
スプリングずれ防止のためのセル糸止め。 上下。
さてさて今日はこのへんまでで、続きは明日のお楽しみ!
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この記事へのコメント
ほんとうにステキに変身しましたねっ!1930年代系も大好きです!!!こんなの捨てちゃう人がいるのですね〜。
うちの革張りのソファも、ひじ掛の所が破けてます。今は、全体にマルチカバー的なものをかけてるんだけど、ひじ掛のところだけ思い切って色も変えて、張り替えることできないかなー。全体張り替えるよりは安上がりだと思うんだけど。
ダイニングチェアの張替えですか?表地を変えると、すご〜くイメージが変わりますよね。 ダイニングチェアなどの中には、自分でも張替えができるような構造のものもありますよね。海外には思わず見とれるような、家具用のファブリックがたくさんあるので、うらやましいです!!
ニューヨークには、きっとすてきな専門店があるのでは???
ほんとに、こんなの捨てちゃう人がいるんです!
アメリカのヴィンテージ生地、きっといい味だしているのでしょうね!
職人さんの手で時間をかけてやる張替えは、どうしても高くなるのでしょうね。 で、多くの人は、それならばと新しいのを買ってしまう。残念ですよね。