August 11, 2006
さくらさんの椅子修復プロジェクト2
ivyです。
さくらさんの椅子パート2です。
プロセスその3
座の前面や背の上部をへっシャンテープにて補強。
プロセスその4
バネを背の中央部分に一個追加。
プロセスその5
座面、背面に15mmのフェルトを充填。これがその写真です。6のところに見えてます。
プロセスその6
座面、背面に椅子張り用特注芝草を充填し綴じる。 昔はこんな物が使われていたんですね!はじめて見た!!!
椅子に顔を近づけると、かすかに芝の匂いが・・・、古風な感じがいい感じです。
2枚目の写真は芝を綴じているところ。
プロセスその7
綿85%、ポリエステル15%の綿を2枚覆う。
これが三枚目の写真のところ。
プロセスその8
座面、背面、金巾にて下張りする。
プロセスその9
プロセス7の綿をかぶせ、表地を張る。
というわけで、長い時間がかかったけれど、昭和30年代の工法でさくらさんの椅子の修復が完成しました。
それにしても、どうして不法投棄なんかするのでしょうかね〜。 アンティークショップでも、あそこまで座面が傷んでいると買い取ってくれないのでしょうか?
見かけはボロくなっても、いい材料でしっかり作られた家具なら、リサイクルセンターやフリーマーケットなどに持ち込めば、どこかの家で命を長らえ、かわいがられる可能性もあるのにな〜・・・。
ところで、さくらさんは椅子のライフセーバーなのか??と思うようなことをときどきするのです。
最近も、能登半島の海へドライブにいったとき、、、変わった形の椅子を救出。 小さめのウォーターヒアシンスかなにかの、しっかりした寝椅子のようなものです。
わざわざ人が捨てにくるような場所ではないらしく、海から流れ着いたのか???と不思議がっていました。
見えない部分のフレームは鉄なのか、とっても重い。でも、救出作戦実行・・・。 その話は、また別の機会にしましょう!
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この記事へのコメント
ほんと心地いいんです。座って暫くすろと、ほのかに芝の香りが。幸せなひと時。。でもあんまり座ってないんですよ。もったいない気がして(なんせ小心物なんで)でも、見てるだけで十分贅沢な気持ちにさせてくれる椅子です。そうそう、また我が家に‘お客様‘がきたので近い内に紹介しま〜す!
ほんと、味のある椅子ですよね。数奇な運命に翻弄されて苦労しているしね、この椅子! でも、さくらさんのうちで幸せになってよかったです。
また、すてきな椅子と出会ったら、つれてきてくださいね。このブログで紹介しま〜す!
自分で出来る事を知らない・・と言うか、やろうとしない人がほとんど。
自分で出来ないにしても、お金出して張り替えてもらうのも面倒。
だから、捨ててしまうのでしょうね。
うちは、椅子生活では無いからこう言う事は起こらないけど、壊れたり汚くなったモノは自分で修理します。
それでもダメならプロに任すか買い替え。
DIYってエコでもあるんですよね。
そう!地球環境のためだ〜!ってな勝手な理屈つけて、これからも頑張るぞ〜。
PS,さくらさん素晴らしい!!!!
なんだか、アルプスの少女のベッドを思い出します。屋根裏部屋とヤギのチーズも憧れたなあ。
地下生活してるときにシンプルな収納付きのソファを作ったときににせ皮でやったのだけど、パイピングとかがうまくできなかったので、あんましよくできなかった。。
またトライしてみたいです。
とっちゃんの言うとおり、これからはDIYでエコっていうのが、優雅でかっこいいライフスタイルということになるのでは、、、と思っています。
ほんとうに、芝草なんていまどきうれしいですよね。でも、今回は特別、昭和30年代仕様ということでさくらさんがお願いしたので実現したようです。 ハイジだと、ベッドやソファの詰め物に干草でもつかいそうなイメージありますよね!
欧米のインテリアファブリックの本には、ときどきソファの張替えについても詳細まで載っていますよね。
初めて見たときは、こんなことまで自分でやってしまうのかとびっくりしました。
upholsteryという言葉を覚えたのも、アメリカに住んでいたときです。
パイピングは、私もトライしようとして確か断念しました。でも、成功したらやっぱりかっこいいですよね!